
「本は読んだけれど、何を書けばいいかわからない」「感想を聞いても、『おもしろかった』しか返ってこない」。夏休みの宿題のなかでも、読書感想文は親子を悩ませる難題です。
そんな時に役立つのがAI。ただし、AIに「読書感想文を書いて」と頼むのではありません。それでは、できあがるのは「AIの感想文」。AIコンサルタントの森本真理子さんが提案するのは、AIに文章を書かせるのではなく、子どもの中にある気持ちや考えを質問で引き出してもらう方法です。
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※本記事は森本真理子著の書籍『知的好奇心が育ち、自分で考える力が身につく! 親子ではじめるAI学習法』から一部抜粋・編集しました。
本選びは「子どもの情報」を詳しく伝える

読書感想文の最初の難関は、本選びです。AIに相談する時は、事前に以下の情報を伝えます。
【1】学年
【2】性格:話し好き、おとなしい、じっとしているのが苦手、運動が得意、マジメなど
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【3】作文の得意・不得意
【4】読書レベル:週・月に〇冊、ほとんど読まない、絵本とマンガしか読まない、読書が苦手、読み聞かせたら聞くなど
【5】好きなこと・興味のあること:冒険アニメ、料理、電車、メイク、バトルゲームなど(具体的な作品名もOK)
上記を伝えた上で、AIに以下のように聞いてみましょう。
『小学4年生の息子に、読書感想文の宿題が出ました。感想文を書くのが苦手だし、どんな本を選んだらいいかもわからない。息子がどんなジャンルの本が好きかもわからないので、どんな本だったら読めそうか、息子に質問してみてください』
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大切なのは、親が「これがいいんじゃない?」と先回りしないこと。AIが出した候補を見ながら、最後は子ども自身に「どれを読みたい?」と選んでもらいます。
AIに感想文を書かせず、「一問ずつ」聞いてもらう
本を読み終えたら、すぐに原稿用紙へ向かわせる必要はありません。まずはAIとの会話で、感想文に使える材料を集めます。AIに下記のように聞いてみましょう。
『小学4年生の息子、『〇〇〇〇』を読んだんだけど、読書感想文の書き方がわかりません。文章を書くのが苦手な子が読書感想文を書くために、読書感想文のフレームワークを使って、いろんな角度から質問をしてみてください』
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するとAIは、「一番心に残った場面は?」「その時、どんな気持ちになった?」「なぜそう思ったの?」「自分にも似た経験はある?」と、少しずつ質問を深めてくれます。
文字入力が負担なら、音声入力を使うのも効果的です。子どもが話した内容が文字として残るため、会話そのものが感想文の材料になります。
最後の一文に「その子らしさ」を
その子らしさを出す鍵は、最後の一文です。「この子ならではの経験や気づきを引き出して」とAIに頼めば、本の内容と、以前読んだマンガや学校での出来事などを結びつける質問をしてくれます。同じ本を読んでも、答える内容は一人ひとり違うため、自分だけの感想文につながるのです。
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AIは代筆者ではなく、子どもの言葉を引き出す聞き上手な相棒。AIとの対話で材料を集め、最後は必ず子ども自身の言葉でまとめることが大切です。
答えを教えず考える力を育てる手法を活用して、親子でAIデビューのきっかけを作りましょう!
文=ビジネス編集部
【著者プロフィール】
森本真理子
AIコンサルタント・親子AI活用講師
東京生まれ・東京育ち。早稲田大学政治経済学部を卒業後、ネット求人広告会社に入社。
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その後、税理士試験に合格。出産を機に約10年間、専業主婦として子育てに専念。7年前、夫の転勤で広島へ移住。現在は広島観光大使としても活動している。AIとの出会いを機に、「まるで秘密道具のようだ」と衝撃を受け、文章・画像・動画・音楽など、あらゆる分野のAI活用を学び始める。日々AIツールを研究するなかで、周囲から「教えてほしい」という声が増え、2024年9月にAIコーチとして独立。SORA合同会社の代表社員として活動し、現在は「AI×学習法」をテーマをInstagramで発信、また個人・法人向けのセミナーを多数開催している。
著=森本真理子/『知的好奇心が育ち、自分で考える力が身につく! 親子ではじめるAI学習法』
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