麻辣湯といえば、しびれるような辛さで人気の麺料理。ただ、なかには「麻辣湯を食べてみたい!でも、辛いものがちょっと苦手」という方も。そこで今回は、身近な材料を使って作れる、やさしい辛さの麻辣湯レシピを、中国家庭料理研究家のりんさんに教えてもらいました。まずは麻辣湯の味のベースになる「たれ」の作り方を、続いて具や味をちょっと変えた麻辣湯のアレンジレシピ2品を紹介します。
辛いのが苦手な人でも食べやすい!人気の麻辣湯(マーラータン)アレンジレシピ2品
教えてくれたのは
▷りんさん
中国家庭料理研究家。福建省生まれ。母の味や故郷の味をベースに、自分らしさを加えた中国の家庭料理を発信。身近な材料で作れる本格的な料理で人気に。著書の『毎日食べたい中国の家ごはん』(KADOKAWA)が好評発売中。
麻辣だれ
スーパーで買いやすい材料で!
<材料・2~3人分(約90g分)>*全量で404kcal/塩分4.3g
・おろしにんにく・・・ 小さじ2と1/2
・おろししょうが・・・ 小さじ1と1/2
・具だくさんラー油(市販品) ・・・50g
・花椒粉(ホアジャオフェン)・・・小さじ1
・オイスターソース ・・・小さじ2
・粗びき黒こしょう・・・ 小さじ1/2
<作り方>
全ての材料をよく混ぜてなじませる。
【具だくさんラー油とは】
フライドオニオンやフライドガーリックがたっぷり入ったラー油。手軽にコクとこうばしさが出せます。好みの市販品でOK!
【花椒粉とは】
ピリッとしびれるような風味が特徴で、麻辣味に欠かせない調味料。ない場合は、少し和風味になりますが粉ざんしょうを使っても。
酸辣(サンラー)麻辣湯
ふんわり卵と酢でやさしい辛さに。すっきり味で夏にぴったり!
<材料・2~3人分>*1人分448kcal/塩分2.7g
・麻辣だれ(上記参照)・・・ 全量
・豚バラ薄切り肉・・・ 100g
・溶き卵 ・・・4個分
・はるさめ・・・ 100g
・にら ・・・1わ(約100g)
・長ねぎ・・・1/3本(約40g)
・豆板醤・・・ 小さじ2
・とりガラスープの素・・・ 小さじ2と1/2
■水溶き片栗粉
└片栗粉、水・・・ 各小さじ2
酢
<作り方>
1.はるさめはぬるま湯に5~6分つけてもどし、水けをきる。にらは1.5cm長さに切り、ねぎは2cm長さの斜め切りにする。豚肉は長さを2~3等分に切る。
2.鍋に麻辣だれ、ねぎ、豆板醤を入れ、中火で香りが立つまで炒める。水5カップを加えてひと煮立ちさせ、とりガラスープの素を加える。
3.豚肉、はるさめを加え、3~4分煮る。酢大さじ2、水溶き片栗粉を加えてとろみをつけ、溶き卵を細く回し入れて約1分煮る。にらを加えてさっと煮たら火を止め、酢大さじ1を加えて混ぜる。
麻辣担担麺
豆乳とすりごまを入れたコクのあるまろやか味
<材料・2~3人分>*1人分454kcal/塩分3.4g
・麻辣だれ(上記参照)・・・ 全量
・豚ひき肉・・・ 200g
・豆乳(成分無調整)・・・ 1と1/2カップ
・きくらげ(乾燥)・・・ 5g
・はるさめ ・・・100g
・チンゲンサイ・・・ 1株(約150g)
・長ねぎ ・・・2/3本(約80g)
・白すりごま・・・ 大さじ4
・豆板醤 ・・・小さじ2
■A
└しょうゆ ・・・小さじ4
└とりガラスープの素・・・ 小さじ2と1/2
<作り方>
1.きくらげは水に20分以上つけてやわらかくもどし、水けをきって食べやすい大きさに切る。はるさめはぬるま湯に5~6分つけてもどし、水けをきる。チンゲンサイは長さを3等分に切り、根元の部分は四つ割りにする。ねぎは半量は2cm長さの斜め切りにし、残りは3~4cm長さのせん切りにする。
2.鍋に麻辣だれの半量、ひき肉を入れ、中火で肉に火が通るまで炒め、トッピング用に大さじ4を取り分ける。鍋に残りの麻辣だれ、斜め切りにしたねぎ、豆板醤を加えてさっと炒める。水3と1/2カップを加えてひと煮立ちさせ、A、はるさめ、きくらげを加えて3~4分煮る。
3.すりごま、チンゲンサイを加えてさっと煮て、豆乳を加えて温め、器に盛る。取り分けておいたひき肉、ねぎのせん切りをのせ、好みでごま油をふる。
【はるさめは、麺やご飯に変えるのもおすすめ!】
はるさめの代わりに中華麺やそうめん、ご飯を入れても◎。麺類は、袋の表示どおりに加熱して湯をきり、器に盛ってスープをかけてください。
* * *
卵や豆乳といった辛さをやわらげ、料理にまろやかさを加える食材をプラスすると、麻辣湯も誰でも食べやすい風味に仕上がります。麻辣だれは麻辣湯以外にもいろいろな料理にアレンジがきくので、ぜひ作ってみてくださいね。
レシピ考案/りん 撮影/難波雄史 スタイリング/中村弘子 栄養計算/スタジオ食 編集協力/渡辺ゆき 撮影協力/UTUWA
文=高梨奈々