
2011年3月11日に発生した「東日本大震災」からもうすぐ15年。
災害時、命を繋ぐために最も欠かせないのが「水」です。しかし、備蓄には限りがあり、水道の完全復旧までには想像以上の時間がかかることも少なくありません。そこで重要になるのが、いかに少ない水で日常生活を維持するかという「節約の知恵」です。
東日本大震災を経験し、約1ヶ月間の断水生活を乗り越えた防災士・アベナオミさんが実体験から得た、調理や衛生管理の工夫をご紹介します。ポリ袋の活用や霧吹きの意外な使い方など、あらかじめ知っておきたい「少ない水で乗り越える節約ワザ」を学びましょう。
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教えてくれたのは…

アベナオミさん…宮城県在住のイラストレーター、コミックエッセイを中心に活動中。現在は3児の母。長男が1歳のときに東日本大震災を経験し、防災に関するイラストとコミックがライフワークの一つ。2016年12月には防災士の資格を取得。震災時の自宅避難体験を描いたコミックエッセイ『今日、地震がおきたら』が大きな反響を呼びました。
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調理にはポリ袋が便利

食事の際にはお皿にラップをかけて皿洗いの水を節約しました。また調理にはポリ袋(アイラップなど)が破れにくくおすすめです。ポリ袋に食材を入れて湯煎したり、電気が復旧していれば、ポリ袋に少しの水とやきそば麺を入れてレンジで温め→最後に粉末ソースをポリ袋に加えて混ぜれば一品が完成します。
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平常時、1度は鍋で炊飯しておこう

(1)フタつきのお鍋を用意。フライパンでも可
(2)お米を研いでおく(緊急時は研がなくてOK)
(3)お鍋に米と水を入れる。水加減は、普段使う炊飯器に米と規定の目盛りまで水を入れてから一緒に鍋に移すとわかりやすい。約30分浸水。
(4)フタをして強火にかけ、沸騰したら弱火で9分炊き→ 火を消し12分置き、完成。
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タオルや桶を活用して

お風呂いっぱいに湯を溜められないので、やかんで湯を沸かして桶に移せば軽く体や髪を濡らすのに便利。電気が復旧していたら、濡れタオルを30秒電子レンジにかけてホットタオルが作れます。肌荒れしやすい部位を拭けます。
霧吹きスプレーが優秀

霧吹きスプレーがあれば、少ない量でシャワーの代わりに体(子どものお尻など)を拭いてあげたり、テーブル全体に少量を撒いて布で拭くなど活用の幅が広がります。
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ポリ袋での調理の際は、必ずパッケージに「湯煎調理可能」と記載のある耐熱温度100度以上・高密度ポリエチレン製のものを使用してください(アイラップなど)。また鍋底に耐熱皿を敷いて鍋肌に直接触れないようにするのがコツです。
お鍋で炊飯や湯煎調理をできるようにしておくと、いざという時の自信に繋がります。この週末、キャンプ感覚で実際にポリ袋調理を試してみませんか?
※本記事はアベナオミ著の書籍『今日、地震がおきたら』から一部抜粋・編集しました。
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