
中国・四川省出身の人気インフルエンサー・ヤンチャン(楊小溪)さんが教える、本格中華料理レシピ。10年以上の試行錯誤を経て確立した、日本の家庭用コンロとフライパン、身近な調味料や食材で作ることができるレシピを紹介します。
「医食同源」のたくさんの知恵が込められているという中華料理。そのおいしさと奥深さを家庭で味わってみませんか?
※本記事はヤンチャン(楊小溪)著の書籍『お家で絶品中華 身近な食材で本場の味を作る』から一部抜粋・編集しました。
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四川回鍋肉(スーチュワンホイグオ)

四川の定番家庭料理。下ゆでした豚肉を豆板醤、豆豉で香りよく炒め、ピリッとした辛さと花椒のしびれを効かせた本格的な味わいです。
日本ではキャベツの回鍋肉が一般的ですが、実は四川ではあまり見かけません。
このレシピでは、ピーマンとにんにくの芽で作りました。
材料(2人分)
豚バラ薄切り肉 … 200g
ピーマン … 2個
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にんにくの芽 … 約150g
A 酒 … 大さじ1
しょうが(薄切り) … 2枚
豆板醤 … 大さじ1
豆豉 … 10粒
にんにく(つぶす) … 2片
しょうが(薄切り) … 1枚
しょうゆ(お好みで) … 小さじ1
砂糖 … 小さじ1/2
花椒 … 小さじ1
サラダ油 … 大さじ2
作り方
1 にんにくの芽は3 ~ 4cmの長さに切り、ピーマンはヘタと種を取り、ひと口大に手でちぎるか乱切りにする。豚肉は食べやすい長さに切る。
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2 鍋に湯を沸かしてAを入れ、豚肉を加えて3分ほど色が変わるまでゆで、ざるに上げて水気を切る。
3 フライパンにサラダ油大さじ1を入れて中火で熱し、ピーマンとにんにくの芽を3 ~ 4分炒めて取り出す。
4 同じフライパンに残りのサラダ油を加え、2を加えて炒める(肉の脂が出てきたらOK)。
5 豚肉を端に寄せて弱火にし、豆板醤、豆豉を加え、油が赤くなるまで炒める。さらにしょうが、にんにくを加えて香りを出し、豚肉と混ぜる。
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6 3を戻し入れて全体を炒め合わせ、お好みでしょうゆを加え、味と色を調える。砂糖と花椒を加えて炒め合わせ、器に盛る。
本場の回鍋肉とは
中国では、回鍋肉の「回」という字には「戻す」という意味があります。つまり、一度豚肉をゆでて火を通した後、再び鍋に戻して炒める調理法を指しています。本場四川の回鍋肉は、本来は葉にんにくを加えますが、季節によって手に入りにくいため、ピーマンやにんにくの芽、じゃがいもなど、水分の少ない野菜を代わりに使うことも。もしスーパーで葉にんにくを見つけたら、ぜひ試してみてください。
◆レシピ表記について
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計量単位は大さじ1=15ml、小さじ1=5ml、1カップ=200ml、1合=180ml、
ひとつかみ=片手で軽く握る量、ひとつまみ=親指、人差し指、中指の3本で軽くつまむ量です。
著者プロフィール
ヤンチャン(楊小溪)
中国四川省出身。2011年交換留学で来日、一橋大学大学院を修了。17年から中国のSNSで日本の情報を発信し、中国の人気ネット番組でMCを担当。19年からYouTubeで日本向けに中国語や中国文化などのコンテンツを配信。中国のSNSとYouTubeを合わせると計35万人以上のフォロワーを獲得している。NHK『テレビで中国語』『中国語!ナビ』などテレビ番組にも多数出演。東京・高円寺に店舗「ヤンチャン麻辣湯」も。著書に『33地域の暮らしと文化が丸わかり! 中国大陸大全』(KADOKAWA)など。
著=ヤンチャン(楊小溪)/『お家で絶品中華 身近な食材で本場の味を作る』
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