ついついよく使うものを置いてしまい、家中でもっとも散らかりがちなダイニングテーブル。その片づけの極意とは、テーブルの隅や下などを活用して収納すること。その具体的な方法を整理収納アドバイザー中山真由美さんに指南してもらいました。食事のほか、ここで何をするのかを明確にすると、置くものが決まってきますよ!
ダイニングテーブルの片づけの極意は「テーブルの隅や下」の活用にアリ!
教えてくれたのは …
▷中山真由美さん
整理収納アドバイザー。Ritta Stanza 代表。もともと片づけが苦手だった経験を生かした整理収納術は、一人一人の暮らしと気持ちに寄り添い、ものだけでなく、心の整理もサポートしてくれると大人気。対面&オンラインで整理収納レッスンも開催中。
ダイニングテーブルの収納のコツ
【調味料】テーブルの端にトレイにまとめて置く
しょうゆや塩、こしょう、つまようじなど、食事のときによく使うものをトレイにひとまとめ。「ごちゃついて見えないよう、ケースやボトルは色や形を揃えたものに入れ替えると◎。トレイは角形のもの、または角皿を活用するとお手入れしやすく、テーブルの端にもすっきり納まります」(中山さん・以下同)
【新聞や雑誌】足元にファイルボックスを置いて入れる
新聞や雑誌などをテーブルの上に置くと、積み上げられてたまっていく一方。「テーブルまわりに置いておくなら、ファイルボックスに納まる量だけにしましょう。足元に置けばテーブルを使うときにじゃまにならず、立てて収納するので、必要なときもサッと取り出せます」
キャスターをつければ掃除もラク
【ティッシュやウェットティッシュ】ケースに入れて情報量を減らす
ティッシュやウェットティッシュは、よく使うので、テーブル上に置きっぱなしでよし! 「ただしパッケージ自体に色や文字などの情報量が多いと、ごちゃごちゃしていると感じやすいので、シンプルなケースに入れてすっきりと見せて」
ケースに入れてテーブルの端に!
【キャスターつきのワゴン】置きたいものが多ければ活用を
「文房具や書類などの収納にはワゴンが便利。テーブル上に置くものを最小限にでき、テーブルまわりで必要なものをまとめて収納できます。キャスターつきなら移動も掃除もラクにでき、テーブル下に納まるサイズを選べば、隠すこともできます」
①【文房具】よく使うものだけをケースに入れて置く
「文房具を置きたいなら、ダイニングテーブルでよく使うものだけをケースにまとめましょう。種類が多ければ仕切りつきのケースにすることで定位置をつくりやすくなります」。使用頻度の低い文房具はざっくりまとめて、ダイニングテーブル以外の場所へ。
②【書類や郵便物】ファイルボックスにまとめる
ほぼ毎日家に入ってきて、処理しないとどんどんたまっていく書類や郵便物。「薄くてサイズもバラバラなので、埋もれないよう浅めのファイルボックスに入れるのがおすすめ。すぐに処理できないものはここにまとめると決めておけば、紛失防止にも」
③子どものプリント類はオープンな平置きケースが◎
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腰より上にあって手を伸ばしやすいダイニングテーブルは、いろいろなものを置いてごちゃごちゃしがち。どうしてもそこに置きたいもの、よく使うものだけを厳選して、ケースにまとめましょう。デッドスペースになりがちな場所もフル活用してくださいね!
撮影/三佐和隆士
文=高梨奈々